卒業論文における研究結果
卒業論文の成果の章では、研究の最も重要な結果を提示します。その際、データがどのように研究の質問に答え、仮説を検証するかを明確かつ正確に示すことが重要です。
成果の章の内容
このセクションでは、研究中に収集したデータを提示します。結果を解釈するのではなく(解釈は考察で行います)、結果を説明するだけにすることが重要です。すべての数値、引用、または観察は、特定の研究の質問または仮説に明確に関連付けられている必要があります。
- データを客観的かつ評価なしに記述します。
- 表とグラフを使用して、データを視覚化します。
- 結果をそれぞれの仮説または部分的な質問に従って整理します。
- 解釈は控えてください – 解釈は考察の章で行います。
定量的研究の結果
定量的研究を実施した場合、平均値、頻度分布、相関関係などの統計データを提示します。これらの結果は、明確に構造化され、視覚的にサポートされる必要があります。重要なツールは、結果を示す表とグラフです。
- 仮説と部分的な質問に従って結果を構造化します。
- 使用した統計的手法(回帰、平均値分析など)を説明します。
- グラフを使用して、重要な傾向と関係を視覚化します。
例:オンラインショップの顧客満足度を測定するためにアンケートを実施しました。データによると、回答者の75%が顧客サービスに満足していますが、ショップのモバイルアプリを利用している顧客はわずか45%です。たとえば、図1では、モバイルアプリの満足度が18〜30歳の年齢層で最も低いことが示されています。
定性的研究の結果
定性的研究には、通常、インタビュー、観察、またはアンケートの自由回答式の質問が含まれます。これらの研究の結果では、特定できたテーマのパターン、意見、傾向を説明することに重点を置きます。
- 結果を関連性またはテーマブロックに従って整理します。
- インタビューまたはディスカッションからの引用を使用して、主張をサポートします。
- 回答における一般的および反復的なパターンを記述します。
例:定性的な調査で、マーケティングの専門家にインタビューを実施しました。最も一般的なコメントの1つは、ソーシャルメディアでの顧客との直接的なやり取りが、ブランドの理解を深めることにつながるということでした。このステートメントは回答の大部分にも反映されており、「顧客との近さ」が中心的な側面として挙げられています。インタビューからの引用は、この傾向を明確に示しています。
重要な注意事項
- 完了したアクションと結果を説明するには、過去形を使用します。
- 新しい情報や研究を追加しないでください – 自分の結果に固執してください。
- 解釈は避けてください。解釈は議論の対象になります。